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(4)-1 〜“ドボン”※の恐怖、自己体験〜 c0411-dobon.html

今から思うと、よくぞ“ドボン”にならずに済んだな、との思いです。
受験後、各社の解答速報で分析してみると、7問中2問しか正解出来
なかったのが、『心理学理論と心理的支援』と『障害者に対する支援
と障害者自立支援制度』でした。

解答の中身を分析してみると、二つの科目には、正解数は同じでも、
解答に至る中身が全然違っていた。
まず『障害者に対する支援と…』の問題では、正解した一つ、第132問
は解答に対して少し自信があった。もう一問(第133問)は事例問題で、
もともと正解率が高い問題でもあった。

ところが、もう一方の『心理学理論と…』は、正解した第8問と第9問
とも、どちらも答えを完全に絞り込めず、迷いながら選んでいた。
もし、別の選択していたら…と想像するとゾッとしてしまう。

これには、ちょっと余談があって、実際、5分間ほど“ゾッとしてし
まう体験”をしたのである。事の真相は、今思うと、ちょっとお恥ず
かしい話であるが、以下の通りである。

今回、解答結果を自己採点する時に備え、自己解答の番号のみを転記
する用紙を作成し持って行っていた。試験終了後、スクーリング仲間
と“打ち上げ飲み会”の約束をしていたが、集合時間まで少し時間が
あいた。そこで、一度ホテルに戻り、部屋で、問題文から解答を抜き
出しで転記した。そこで、どう間違えたか、『人体の構造と機能及び
疾病』の問題区分を、第1問〜第7問とすべきところを、第1問〜
第9問で区切ってしまった。
(全ては、この間違いからの始まりでしたが…)

そのホテルには、ロビーにネットに接続したパソコンが設置されてお
り、宿泊客は自由に使用できたので、早速、 “ケアサポ”の解答速
報にアクセスしてみた。夕方5時の時間帯で19問中6問の解答が掲載
されており、印刷して部屋で答え合わせをした。
すると、「人体…」は9問中8問正解となる。(実際は、7問中6問
正解)次に、「心理学理論と…」は5問中5問不正解となってしまった。
(実際は、7問中2問正解)

その瞬間、頭は真っ白、心臓はパクパク、恐らく血圧も相当上がった
のではないかと思われる。正直、飲みに行こうという気持ちも消え失
せてしまった。

やっとの気持ちで、他の科目の解答の照らし合わしてみたら、それな
りに出来ていた。そこで、どうも納得が出来ず、どんな問題だったの
かと見直してみようと問題集を開いてみる。すると、やっと、あれっと
気づく。それまでの約5分間、からだ全体が“しばれた”状態であった
のが、その瞬間に“急速解凍”していくのが判った。

その後、仲間と合流し、飲んだビールの旨かった事、一生忘れられな
い味になった。

一時的ではあったが“ドボン”の恐怖体験をした。本当に、一科目だ
けが沈んでしまった時には、その精神状態は、計り知れないものであ
るだろうと想像出来た。また、そう簡単に、来年ガンバローという気
持ちに切り替えらるものではない、という思いも強く感じた。

それでも、あえて、あまり人に話せないような勘違い体験を掲載した
のは、“ドボン”で再受験しざるを得なくなった方々の気持ちを、
ちょっぴりは理解出来るかな、との思いからです。もし再挑戦される
方で、このサイトを覗いている方がいらっしゃれば、改めてエールを
送りたいと思います。ぜひ、来年こそ、美酒を浴びてください。

※社会福祉士国家試験における合格基準は、

 (1)合格点(約6割程度)を満たした者
 (2)18科目群全てに得点した者(1科目でも0点があると“ドボン”)
    以上2点を満たさなければならない。
 (詳しくは、以下のサイトにアクセスを)

●(財)社会福祉振興・試験センター
 (http://www.sssc.or.jp/index_2.html)