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(5)-2 〜“生涯教育”と位置づけても面白いですよ〜c0520-syougai_kyouiku.html

50過ぎで受験する方々にとっては、過去の人生経験(学生時代も含め)
が、大いに役立つ試験だと思えます。受験するにあたって、年を取って
いることが決して不利ではない、そんな性格を持つ資格試験ではないで
しょうか。

また今回の国試では、現場での経験が多少でもあれば、問題の“流れ”
というか“すじ”を早く読み取る事が出来、結果、速答につながるので
はないか、そんな感想を持った。(特に、事例問題では、強く感じた)

よく、資格試験の受験勉強をしていると『なんでこんな事を覚えなけれ
ばならないのか』と腹立たしくなることが、一度や二度はあります。
しかし、社会福祉士の受験勉強は、生きていく上で必要な知識の集大成
みたいな内容で、『覚えても無駄だ』という意識は、それほど持たなかっ
た。本当に、年を取ってから役立つ情報が満載、という感じでした。

また、自分自身、約30年前の学生時代に関わったボランテア活動を通し
て得た知識や考え方が国家試験に形を変えて登場してくると、時代の巡
り合わせを感じたり、忘れかけてた青春時代を思い出したりもした。
特に、公的扶助(生活保護)の受験勉強では、約20年前に経験した、あ
る生活保護受給者の山田さん(仮称)との出会いが蘇ったり、また当時、
横浜で“連携”して仕事をしていた福祉事務所のケースワーカーさんの
方々の顔も思い出された。もっとも、当時は“連携”などという、かっ
こいい表現ではなく、“頼み、頼まれて”という表現が一番近かったよ
うであるが。(私にとって、福祉の“原風景”のようなものです)

余談ですが、今回の国試で、なにより一番嬉しかったのは、「低所得者
に対する支援と生活保護制度」の科目が7問全問正解(自己採点)だっ
た事です。19科目中、最も、思い入れのあった科目でしたので、少しだ
け自慢させてください。(笑)

私にとって、今回の養成所での通信教育は、昔、自分が歩んできたジグ
ザクコースを改めて考え直してみる、そんな過程でもありました。その
ような理由から、受験勉強自体は、辛くもあり楽しくもあり、そんな感
想を持ちました。

定年まで二桁を切った年になり、なんとか受験勉強等で獲得した知識水
準を維持しつつ、定年後には、社会福祉士の資格が生かせるような活動
に参加できれば嬉しいです。

4年生大学卒※の方、時間とお金はなんとかなります。チャレンジして
みてはいかがでしょうか。

※(受験資格については、以下のサイトに詳しく掲載されています)

 (財)社会福祉振興・試験センター
 (http://www.sssc.or.jp/index_2.html)